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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『NPO法人 日本ホスピタル・クラウン協会』様東京都 / 助成金額:500,000円

目録贈呈の様子

活動名

闘病中の子どもに対して笑いを伝え、心豊かな生活を 取り戻す

概要

クラウン(道化師)は、サーカスや遊園地などで活動をしていますが、当協会は、闘病中の子どもたちの病室を訪れて、子どもたちの笑顔を引き出す活動をしています。クラウンの訪問によって、辛く長い入院生活を送っている子どもが笑顔になるだけでなく、その笑顔が子どもの親、医療従事者にも広がり、病院全体の空気が柔らかくなります。これらの活動を継続し、子どもを中心とした長期療養の患者の創造性を膨らまし、能動性を引き出し社会性を取り戻す手伝いをします。

中間報告
全国のメンバー

中間報告

201706/29

NPO法人 日本ホスピタル・クラウン協会 中間報告(2017年2月11日 現在)

[活動に至る背景]

入院中の子どもたちは病院という限られた空間で長期にわたり生活をし、治療を行っています。そのような中で本来の子どもらしさを失い遊ぶ楽しさや笑うことを忘れてしまっています。これは子どもの成長に大きく影響を与えるものと考え、クラウンの技術を使い入院中の子どもたちに笑顔や遊ぶ楽しさを伝えることが必要であると考えています。

[活動状況]

定期訪問病院へ毎月訪問し多くの子どもたちと楽しいひと時を過ごし、子どもたちや家族、病院職員などの笑顔を引き出すことが出来ています。新規訪問の病院へデモンストレーションに訪問し定期訪問につながり、多くの子どもたちのところへクラウンが夢や勇気を届けることが出来ています。また、各地で賛助会員イベントを開催し、多くの方に私たちの活動を知っていただく機会をつくり、クラウンになる仲間も全国に増えてきています。

[成果(アピールポイント含)と反省点]

全国80の病院へ総勢100名を越えるメンバーが定期的に訪問をしている。期間中に7か所の新規訪問病院、2か所の訪問検討中病院を増やすことができた。全国延べ9000人の笑顔の子どもたちへ、そして子どもたちの家族や病院職員へクラウンが夢や勇気を届けている。2016年9月・2017年1月に養成講座を実施し7名の研修生が誕生。そして、1月までに6名の認定クラウンが誕生した。また、全国6か所で賛助会員イベント開催し、多くの皆さんに日本ホスピタル・クラウン協会の活動を知っていただき、支援者を増やすことも出来た。

私たちの活動は地道な活動であり、病院の病棟内での活動のため、多くの皆さんの目に触れる機会も少ない中で活動をしている。今後は多くの方々に私たちの活動を知っていただくイベントなどを開催し、活動の普及に努めいていきたいと考えている。まだ訪問出来ていない病院は全国に多くある一方でクラウンの人数も足りていない。しかし、クラウンの訪問を待っていてくれている子どもたちが多くいるので、その子どもたちのところへ継続的に訪問し続けていきたい。また、より質の高いクラウンを養成するために個々のスキルアップと共に協会全体の向上にも取り組んでいき、入院中の子どもたちの明るい未来のためにこの活動を進めていきたい。

  • 全国のメンバー
  • 病院訪問(大阪)
  • 病院訪問(神奈川)
  • 賛助会員イベント
終了報告
NPO法人 日本ホスピタル・クラウン協会  終了報告の写真

終了報告

201803/20

NPO法人 日本ホスピタル・クラウン協会  終了報告

[解決したかった現状と課題]

闘病中の子どもたちは、病院という限られた空間で長期にわたり生活し、治療を行っています。そのような中で本来の子どもらしさを失い遊ぶ楽しさや笑うことを忘れてしまいがちです。これは、子どもの成長に大きく影響を与えるものと考えます。よって、病院へ入院中の子ども達に笑顔や遊ぶ楽しさを伝えることが課題となっています。

[活動内容]

全国の契約病院へクラウンが定期訪問して、子ども達と楽しい時間を過ごしています。また、子ども達だけではなく、看護をする家族や医療従事者も巻き込んで関わり、皆の笑顔を引き出すことで、子ども達も笑顔になっていきます。その日の子ども達の体調や様子に合わせた方法を使って遊びます。

[活動成果]

助成期間中に19名の養成講座受講者、13名の認定クラウンが誕生し、新規訪問病院が16病院増えました。全国で延べ30,000人の子ども達のところへ訪問して活動することができました。現在、全国の85病院へ当協会から認定を受けた総勢98名のクラウンと、18名の研修生が訪問しています。

[工夫ポイント]

初めてクラウンを見る子どももいるため、驚かせたり、恐怖心を与えないよう、距離感を大切にして訪問し、少しずつ、子どもとの信頼関係を構築するようにしています。また、家族や医療従事者などの大人達も笑顔になれるように配慮して活動しています。

[活動の反省点]

全国各地の病院へクラウンが訪問していますが、まだクラウン数が少ない地域があり、他の都道府県からクラウンが訪問するケースもあるため、交通費等が必要になる現状があります。また、各地のクラウンのスキルアップの必要性も感じています。

[今後の課題・展望]

より多くの子ども達のところへ訪問出来るよう、今後もクラウンの養成と病院への定期訪問を継続していきます。この活動は、まだ認知度が低いためを多くの方に知っていただけるよう、広報宣伝活動を積極的に行い、クラウンおよび支援者を増やしていきたいと考えています。

  • 外来待合でのクラウンと子ども達
  • 子ども達のもとへ向かうクラウン
  • クラウン大集合1
  • クラウン大集合2
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