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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『NPO法人 OneField』様熊本県 / 助成金額:500,000円

目録贈呈の様子

活動名

被災地学校支援活動「子どもの笑顔を!ふれあい移動動物園」事業

概要

熊本地震から半年。震災の影響により、心のケアが必要な児童がたくさんいます。そんな中、被災の為閉園している熊本市立動植物園が、児童の心のケアを目的に市内小学校や幼保園を対象に、ふれあい移動動物園を実施しています。そこで動物園に行けない、熊本市外の被災地の子ども達の心のケアに少しでも貢献することを目的として、九州沖縄の動物園・水族館所属の獣医師、飼育員の有志が集まり、被災地の学校や地域に出向き、ふれあい移動動物園を実施します。

終了報告
NPO法人 OneField 活動報告の写真

終了報告

201709/28

NPO法人 OneField 活動報告

[活動の概要]

熊本の子どもたちを笑顔にしたい。そんな熱い思いを持った、九州各地の動物園・水族館の飼育員や獣医師の皆さんが集結し、被災地の学校の子ども達に動物達と触れ合い、癒す、楽しむ、そして元気になる「ふれあい移動動物園」を実施しました。第1回は、西原村の河原小学校と菊陽町の菊陽南小学校、第2回は南阿蘇村の旧白水中体育館をお借りして、南阿蘇村全小学校を対象に開催、そして第3回は益城町の飯野小学校にて開催いたしました。

連携・協力団体

 九州沖縄ブロック動物園水族館獣医師臨床研究会

 九州沖縄動物園水族館飼育技術者の会

 株式会社マリーンパレス 大分マリーンパレス水族館 うみたまご

 株式会社ピクニカ共和国  

 西海国立公園九十九島水族館 海きらら

 西海国立公園九十九島動植物園 森きらら

 カブトムシ・クワガタを守る会

  • ふれあい移動動物園①
  • ふれあい移動動物園②
  • ふれあい移動動物園③
  • ふれあい移動動物園➃
  • ふれあい移動動物園➄

当初の計画では、12月までに3回実施する予定でしたが、12月の学校行事や地震の影響で授業時間の確保が難しい中での移動動物園事業だったので、ここは無理に事業を入れず、3月にずらして3回実施しようとなりました。(1月、2月は冬季のため動物の移動が困難)

<成果>

・11月の移動動物園では、目玉となる「ペンギン」がやってくる予定でしたが、直前に九州で発生した鳥インフルエンザの影響で、鳥類の移動が出来なくなってしまいました。ペンギン・ひよこは連れていけない代わりにやって来た「アルマジロ」には、子どもたちも目を丸くして恐る恐る触れていました。

また、たくさんの珍しいクワガタや可愛いウリボーにも子どもたちやお母さんお父さんも大喜びでした。

・被災地の学校はどこも地震の影響で授業時数の確保に大変苦慮されていらっしゃいました。(子供たちの心のケアも大事・・しかし授業時数の確保も重要・・・という学校が多数)

そのような状況の中、このふれあい移動動物園のために学校も時間を確保してくださいました。

学校の状況や動物の状況がその時々で違ってくるので、日程調整に何度も足を運び団体と調整することに一番時間を要し苦労しました。

それでも毎回九州各県から朝早く準備をして、20名以上の飼育員さんや獣医師の皆さんがボランティアで熊本に来てくださったことが、この事業の一番の成功要因だと思っています。

<今後について>

各学校からは感謝のお手紙・ハガキを頂き、また南阿蘇村では、多くの子どもたちから感想文を頂きました。その皆さんからの声に大変やりがいを感じました。また次も頑張って準備をして来よう!とやる気も湧き、スタッフ同士の意識の向上にもつながり、改めて動物たちの持つ力を感じました。

また、日程が中々合わず断念せざるを得なかった小学校にも今後訪問できるよう、事業継続のための資金を確保することが今後の大きな課題です。支援してくださる企業から寄付なども募りながら、熊本の復興のためまた子どもたちの笑顔のために、継続した活動にしていきたいと思います。

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