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ドコモ奨学金

社会的養護出身者とアジア諸国からの留学生に対する経済的支援事業

Activity Report

活動報告

202206/13

2021年度(アジア諸国からの留学生):1年を振り返っての感想

日本と中国の文化の違いを体験したい

名前:郭 宏遠(カク コウエン)さん
大学:北海道大学
国籍:中国

私は中国の郭 宏遠(かく こうえん)と申します。北海道大学電子科学研究所のデータ数理研究室で人工知能の研究をしています。今は修士二年生です。
新型コロナ禍のため、今年4月にやっと日本に入国しました。成田空港に到着した後、入国するには書類の提出とPCR検査が必要でした。その間で、空港のスタッフはみんなとても親切に対応していただきました。空港のスタッフは日本人だけでなく、外国人も多いです。日本は世界から人材を引きつけ、文化が融合している国だと感じました。驚いたのは、日本の街はとてもきれいで、水道水も飲めることです。スーパーなどでは、日本製と明記されている食品も多いです。日本の食品基準は国際基準よりも厳しいのではないかと思います。
これから、日本の友達を作って、日本と中国の文化の違いを体験したいです。研究の面で、私はようやく先生と研究室のメンバーに会うことができました。みんなとても親切で友好的です。これから一緒に研究や協力をすることを楽しみにしています。最後に、JEES・ドコモ留学生奨学金にこころより感謝しております。

自分の成長を確認することができた

名前:Kim SeongIn(キム ソンイン)さん
大学:筑波大学
国籍:韓国

私はこの1年間、様々な方に感謝したいと思います。まず、1年間の生活を維持することが可能になるように支援して下さったJEES・ドコモ留学生奨学金関連者様や指導教員の先生等心深く感謝いたします。様々な方のおかげ様で私が1年間無事に生活できたと思います。
この1年間、様々な研究活動をしました。私は現在、筑波大学で人工知能という分野の最先端を研究しています。研究を進めながら、国内学会での発表、ポスター発表会、国際学会への投稿などを経験しました。また、研究室生活で他の日本人との交流ができ、韓国人の私が仲良い日本人の友達ができてうれしいです。更に、博士後期課程入学を見据え、学術振興会(学振)からの特別研究員にも応募し、日本に役に立つ研究者を目指しています。このような経験より、自分の成長の履歴を確認することができました。
これらの活動より、私は2つのことが得られました。1つ目は論理力です。論文の執筆や学振書類を準備しながら、自分の論文やアイデアを多数の先生に見て頂く機会がありました。この機会により、自分の論理の弱い点を確認し、補うことができました。更に、研究を深くし、結果が出ることから、研究が楽しくなりました。その結果、指導教員との相談から今後博士後期課程への進学を決定しました。
今後も楽しい研究や日本での生活がしたいと思います。このような生活ができるように支援して下さった方々へもう一度感謝いたします。

リーダーとして活躍する経験を得た

名前:肇璐琦(チョウ ロキ)さん
大学:慶応義塾大学
国籍:中国

【学業】

今年は去年と同じテーマである「信号処理技術とディープラーニングを用いた嗅覚障害を引き起こす化学物質濃度のモニタリングを実現する」の研究を行っている。今年は、ウェアラブルセンサーのデバッグ、および信号アルゴリズムを再構築するためのCompressive Sensingの使用を完了し、化学物質の高精度サンプリングと検出のタスクを完了した。同時に、クラウドプラットフォームへデータのアップロードとデータサンプルの蓄積も完了した。通信と医療と化学知識を用いて、従来の治療を支援し、化学物質過敏症がある患者さんの痛苦を緩和させることは私の目標である。この一年間の研究において、成果を出したことにより、更に「この夢を実現したい、実現できる」気持ちが強くなり、ぜひ今後は医療・通信分野の専門家になることを目指します。

【サークル活動】

私は「慶應義塾大学理工学部留学生学友会」に所属し、サークルで新規管理層の新人指導を行った。2019年4月~2020年3月はこのサークルの会長を務めた経験があるため、去年は経験者として私は新任会長、副会長、部門長を指導した。
結果として、後継者達の育成が成功し、新人歓迎会、室内ゲームイベントなどの活動を円滑的に行った。リーダーとして活躍する経験を蓄えたではなく、「パイオニア」の役割として自分のリーダーシップ経験を他人にシェアした。この過程で、リーダーシップに対する理解を更に深め、今後どう行動するかを再び反省した。

【まとめ】

この一年間はずっと日本で生活し、日本文化、飲食などに対して更に好きになった。日本もアジア圏の国であり、人に対する熱い思い、仕事に対するまじめさなどは私の母国である中国と共通している。また、大学からずっと「将来的に、日本と中国の架け橋として活躍したい」と言う夢を持っているため、卒業した後、日本で働く予定がある。そのため、研究と活動を両立しながら、日々自分の進歩を記録し、自分の性格と長所を分析した結果、将来の進路である日本で働くという計画をさらに固めた。

多くのことに挑戦し、成長を実感

名前:グエン ヴィエット フンさん
大学:東京都市大学
国籍:ベトナム

東京都市大学総合理工学研究科情報専攻修士のグエン・ヴィエット・フンです。 一年間学業と課外活動でも大きく成長したと思います。
私は応用数理研究室で、「受信成功までの時間に着目したブロードキャスト通信路ARQ方式」の研究に取り組んでいます。ブロードキャスト通信路のARQ方式では、受信側に着目する時間が長いことが課題です。本研究では、パケットを最初に送信してから受信に成功するまでの平均時間を短くする方式を提案します。送信パケット数を制限し、パケットを再送までの時間を決定する方式をとり、その有効性について考察します。既存論文で提案した「符号処理」の効率は最も優れていますが、「送受信時間」の効率が良くない事に気づきました。そこを糸口として、方針を変えて実験を行い、送受信時間を80%削減することに成功しました。既存論文とネットワークに関連する英語の教科書で基礎からしっかり学び、新しく身につけたネットワークの知識を活かし、既存論文の未解決問題を発掘しました。その結果、2022年3月に電子情報通信学会で発表しました。
課外活動については、在日ベトナム学生青年協会の渉外部で活動しました。コロナの影響で学生の就職や進学が困難なので、様々な支援をするためにオンライン就職セミナーや進学フェアのイベントを行いました。活動中に企業や大学の窓口担当として、イベントの情報を交換し、企業や大学の情報を翻訳しました。また、イベント中にMCとして運営しました。そのため、多くのことに挑戦し、イベントが運営できました。また、ビジネスメールの書き方やビジネスマナーなどが勉強できました。
JEES・ドコモ留学生奨学金のおかげで、専門知識とソフトスキルを集中的に磨くことができます。今後の目標は、大きく3つあります。一つ目は、現在の研究で遅延時間が無視されているので、これから遅延時間を考え、考察します。二つ目は、卒業までに修士論文を完成することです。三つ目は、就職することを頑張っています。以上の成長と目標で、これから様々なことに挑戦し、まだ完成していないことがあれば完成し、学んでいないこと・スキルがあれば学び、豊かな生活・人生をつくりたいと思っています。

自分自身の目標を進めることができた

名前:デニス ロウ キム センさん
大学:早稲田大学
国籍:マレーシア

早稲田大学大学院情報通信研究科修士課程1年のデニス ロウ キム センです。JEES・ドコモ留学生奨学金のおかげ様で、日本での留学生活に心配なく自分自身の目標を進めることができ、誠にありがとうございます。 しかし、新型コロナウィルスの影響で、2021年4月に入学したころ、早稲田大学大学院での対面授業は無くなり、研究室の先輩たちと教授にはオンラインでしか会えませんでした。そのかわり奨学金受給期間中に、自分の研究に関するバイト・サークル(プログラミング・人工知能等)を探しましたが、新型コロナのためそのバイト・サークルの募集がなくなり、応募もきませんでした。したがって、自分のプログラミングスキルをアップしたいために、生活費以外に奨学金を利用してプログラミングのオンラインコースを参加しています。この1年間は特別な時期で、すべて授業がオンラインで行なわれ、学習は難しくなったと思いますが、引き続き自分の目標をめざします。
今後のチャレンジしたいことは、自分の研究(報酬形成とマルチエージェント強化学習)についてもっと深く研究することです。先輩たちの助けや研究室のリソースを借りて、研究テーマや人工知能に関するプログラミングを研究し、独自の新たなAIアルゴリズムを考え出したいと思います。さらに、卒業後は自分の専攻に関連する業界に就職し、新しいAI製品を開発したいと思っています。

この1年間で自分の考え方が変わってきた

名前:CHAU TUAN KIEN(チャウ トゥアン キエン)さん
大学:長岡技術科学大学
国籍:ベトナム

ベトナムの留学生のチャウトゥアンキエンと申します。今年は日本に滞在して3年目になりました。2年間の学部生として在籍してから、修士の1年間を経て、今年の4月から長岡技術科学大学の電気電子情報工学専攻2年生になったところです。
JEES・ドコモ留学生奨学金を受給する前には、授業料や生活費をまかなうためにアルバイトをしていました。
また、去年からの新型コロナウイルスの影響で、自分の生活がさらに困難になりました。その時期に奨学金の支援のおかげで、日本での生活費や授業料を心配せず、大学の授業や研究活動に専念できました。私の研究テーマはプログラミング、機械学習、画像処理等といった知識が必要なので、それらの知識獲得に主体性を持って時間を割きました。今後の目的は、来年の国際学会に参加することです。
また、研究活動以外に、私は新潟在日ベトナム学生青年協会の一員として活動していました。新型コロナウイルスのせいで、新潟県に滞在しているベトナム人の生活が苦しかったです。そのために、困っている人に必需品を支援するプロジェクトをしました。それ以外に、今年、日本に入国するベトナム人の新生活をサポートするため、古いものを集める活動を進めました。
今から1年間前の自分を振り返って比べると、自分の考え方が非常に変わってきました。今は現在の研究している分野に就職することが決まってこれから多様な価値観を持つ社会人の方と働くことで、自分の視野や知識などを豊かにしたいと思います。

社会人に向けて成長し続ける一年

名前:張 岐林(チョウ キリン)さん
大学:同志社大学
国籍:中国

大学院に入ってから一年間が経ちました。この一年間を振り返ると、一言というと、次々に挑戦を受けて、社会人に向けて成長し続ける一年だと思っています。
大学院に入った当初、はじめて受けた挑戦は独自で研究を進めることでした。大学と違って、研究のテーマは先生からもらうのではなく、自分で決めなければなりません。「どの領域を深く研究したい」、「大学時代で積み上げた知識をどのように活かす」など様々なことを考えました。また、先生のアドバイスと先行研究の論文を参考した上で、テーマを大学時代の研究に基づいて、応用分野がさらに広い「LDPC符号の深層展開に基づく誤り訂正復号」に決めました。しかし、その後、従来の研究方法で試したとき、よい成果はなかなか得られませんでした。それを解決するために、先生に進捗を報告し指導を受ける以外に、学会に参加することによって、関連研究の論文からヒントをもらって、それを活用することによって、顕著な成果が得られました。現在でも、修士論文のために、研究をコツコツ進めています。
また、去年から、データ分析の仕事に興味が湧いて独学しました。学習結果を確認するために、中国のアリババグループが開催したデータ分析のコンペに二回参加しました。しかし、一回目では、目標のトップ百位に入れませんでした。その頃、私は「自分が決めた目標を最後まで成し遂げたい」と思って、そこであきらめずに、失敗の原因を深く掘り下げて、たくさんの専門資料を熟読し、もう一度コンペに参加しました。その結果、5000名の参加者の中で97位の成績を勝ち取ることができました。
さらに、去年の夏休みはKDDI総合研究所で二週間のインターンに参加しました。その期間中、一つのプロジェクトに携わりました。その時は、チームの中でまだ在学している学生が私一人だけでした。そのために、プロジェクトを推進する時、わからないこともどんどん出てきました。解決するために、毎日定例会議で自分の前日の仕事の成果と質問を発表して、先輩たちに解答してもらいました。実際の会社の中で、どのようなチームワークによってプロジェクトを推進させるのを実感しました。
将来、私は先端の通信技術によって、人々がいつでも、どこでも、心が繋がる世界を実現するために貢献したいと思って、現在、通信分野のエンジニアを目指して就活しています。

自分なりに満足できる結果を出せた一年

名前:KIM HAERANG(キム ヘラン)さん
大学:大阪府立大学
国籍:韓国

大阪公立大学大学院工学研究科に在学しているキムヘランです。今年で博士前期課程2年となります。
私は学部に在学していた時からRough Membership C-Means法に基づく協調フィルタリング(RMCM-CF)をテーマに研究をしてきています。去年はこのRMCM-CFに加えて新たにitem-based RMCM-CFという手法を提案し、この研究内容を2021年12月に韓国で開催されたThe 22nd International Symposium on Advanced Intelligent Systemsという国際学会で発表することができました。初めての国際学会での発表だったため緊張しましたが、日本語だけではなく英語でのコミュニケーション能力を向上させることができ、かつ研究に新しい刺激をもらった貴重な経験となりました。またコロナの影響より残念ながらオンライン参加ということでしたが、こういう学会という機会で母国とつながるという新しい経験ができてよかったです。この学会での発表経験を踏まえて、現在は目的関数に基づくRMCM-CFをテーマにして研究を進めています。
また、この1年間で日本でエンジニアとして働くという自分の目標に近づくこともできました。日本のIT企業から内定をもらうことができたためです。初めて日本に留学に来たときからの夢だったため、今までの自分の努力が無意味ではなかったと認定されるような気持ちでした。とても嬉しかったです。
授業や研究から就活まで、色んな山があった一年でしたが、自分なりに満足できる結果を出せた一年だったと私は思っています。経済的な制約があったら達成できなかったと思います。改めてJEES・ドコモ留学生奨学金様に感謝したいです。
これからの1年が私の最後の学生時代となりました。後悔なく有意義に送れるよう、自分の研究により励んで、色々なチャレンジをしていきたいと思っています。

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