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ドコモ市民活動団体助成事業

公募による市民活動団体への活動資金の助成事業

Activity Report

『キャンナス熊本』様熊本県 / 助成金額:500,000円

目録贈呈の様子

活動名

仮設住宅等に暮らす被災者への医療専門職による健康サポート

概要

キャンナス熊本では、日ごろ在宅で介護をされている介護者のためのレスパイトを目的として有償にて訪問看護のお手伝いをしています。保険適用の訪問看護ではできない、家族(介護者)のためのサービスを行うことで、より利用者のニーズに合わせたサービスが提供できます。
熊本地震が起きてからは、全国のキャンナスボランティアナースを募り、被災地活動を行っています。最初は避難所の医療的ケアに始まり、夜間の見守り支援、傾聴アドバイスを行い、現在は仮設住宅にて見守り支援、サロン活動などを実施しています。

終了報告
Men’s club BAR  キャンナス

終了報告

201709/28

キャンナス熊本 活動報告

[活動の概要]

4月の震災より約1年となり、復興期に移行し、被災者の様子も急性期の混乱状態と比べて、落ち着きを取り戻しているようになりました。現段階の状況を受け入れて、悲しみながら話すというよりは、家族や仮設住宅など地域や自分たちの将来の見通しに目を向けて話されている事が多くなってきましたが、まだまだ被災者の精神的負担は大きく、個々の心のケアが更に重要になってきている状況です。

特に地震後の学童保育の場所が不足することで行き場を失い、団地内での遊び場がなく、子どものストレスが課題となり、子供向けのイベントなどで気分転換などの必要性が出現、こども支援活動も展開してきました。

  • Men’s club BAR キャンナス
  • クリスマス会
  • テクノ朝市
  • 健康相談会

被災地復興支援活動の中で「自助・共助・公助」の重要性について考える機会となり、この「自助・共助・公助」については東日本大震災後、さまざまな場で耳にしてきました。しかし、今回キャンナス熊本代表自身が被災者として、実際に身近に過ごし、その大変さと重要性を再確認することができました。

特に「共助」については防災の観点からも重要な視点ですが、仮設での生活でもとても重要であると感じています。現代社会の中で「共助」の重要性を理解しつつも、このような有事の時にそれを実行することがいかに難しいかを日々感じています。また、単に何かをしてあげることが重要なのではなく、被災者では補えない部分きちんと見極め、手を出しすぎない自立支援が重要でありながら、気持ちの上では寄り添い、共に考えるというスタンスで支援にあたっています。

当初の計画としては、サロン活動、健康相談会を主に予定していましたが、イベントの回数や企画を増やし、季節のイベント、子供たちのためのイベントを企画・実行しています。

また、高齢者向けのイベントも重要ですが、子供たちの遊ぶ場所がなく、ストレスが非常に大きく、発散させる必要がありました。

<成果>

評価としては、仮設支援が半年経過したところで、住民の方の全体像の把握ができたといえます。ニーズの移り変わりや問題点の表出に努めておりましたが、小さな困りごとやストレスに関しては、イベントやサロン活動にて拾うことができ個々に対応できていると評価しています。

<今後の課題>

コミュニティ形成の段階現在の課題としては、一つ目は男性のサロン参加率が低く、孤立化が懸念されているところです。

日中は仕事で不在にしており、夜間のみ寝に帰ってくる生活をされている男性独居の方が、困りごとや不安の吐露する場がないことでアルコール依存症やうつの罹患を増長してしまうことが心配されています。そこでキャンナス熊本の独自の取り組みとして、「Men’s club BAR キャンナス」を企画し、テクノ仮設団地に住む独居男性が各自好きなお酒を持ち寄り、当団体が用意したおでんやオードブルを囲むという機会を設けました。14名の参加があり、談笑し合い会話を楽しむ姿が見られ、「またやってほしい。楽しかった。女性は話好きの方が多く、参加しづらいが、これだと気軽に参加できる。一人でいるとつらいから、こんな風に集まって話ができると嬉しい。」という声がたくさん聞かれています。

二つ目は、公費解体が少しずつ進み、復興公営住宅の建設計画が始まりました。住民の方も、再建に向けて着々と計画を進めている方もあれば、見通しがつかず、悩む方もおられる状況です。これから益々二極化することが予想され、再建できない方のフォローアップとして、行政の対応も視野に入れながら具体的にどういった支援が必要なのか協議していく必要があります。

今後もコミュニティ形成のお手伝いをしながら、細かなニーズや困りごとの解決に導いていけるよう支援を継続していきたいと考えています。

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