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ドコモ奨学金

社会的養護出身者に対する経済的支援事業

Activity Report

修学報告

202310/18

2021年度ドコモ奨学金: 4期生 2023年度前期修学報告

A.Sさん
将来の夢:小児科看護師

今年の後期が終われば看護学生が終わります。この3年間、本当にしんどくて何度学校を辞めたいと思ったことか分かりません。授業では先生たちの話している単語の意味すら分からないことや看護演習でも何度練習しても上手くいかないことも。私は採血の針を折り曲げたこともありました。実習になれば、普段とは違う生活リズムとなり寝不足の上に課題は増えるばかりで、やってもやっても終わらない日々。それに加えて、家のことも自分一人でやらなければならない生活。そしてアルバイトを掛け持ちして自分の自由に使えるお金を増やしていました。その中での就職活動。そして、内定を無事に頂いてからは就職先に通いやすい所へ引越しと目まぐるしく日常を送ってきました。
一人暮らしをして、看護学生になってもうすぐ3年が終わるさなか、私がこうしてしっかり看護師になるための勉強や普通の日常生活が送れているのは奨学金を出してくださっているドコモの方々や中学三年生から高校三年生までお世話になった里親さんたち、学校で励まし合う友達や傍で応援してくれる恋人がいるからだと思います。9月に夏休みだったので昼夜アルバイトのシフトを毎日のように入れ、新型コロナウイルスに感染し寝込んでいた時にふと思いました。「1人で孤独だったらどうなっていたんだろう」と。多忙に生活を送りすぎて「人に対しての感謝」の気持ちがどこか薄れてしまっていたなと自分の中で感じました。そのため、自分が大切にしていることまで失うほど忙しくすることはもう辞めようと決めました。これからも実習は続きますが、できる限り、自分らしい・自分を好きでいられる生活を送れるよう頑張ろうと思います。

Y.Mさん
将来の夢:商業科の教師

4月から9月までの間は、主に就職活動に重きをおいていました。学校生活においては、ゼミナールの授業に後輩が入ってきたため、先輩として先導する場面が多くなり、議論のまとめ役や司会としての立ち回りをする場面が多くなりました。また、授業もさらに専門的な領域が増え、具体的な金融政策や、実在の企業の例を用いたマーケティング戦略など、実際に会社で働く場合を想定するものとなりました。また、私はSAという大学の授業補助のアルバイトを行い、1年生の授業の補佐を行いました。そこでもゼミナールと同じように、先輩としてのアドバイスが求められる機会が多く、人に情報を発信する機会が多い半期となりました。 また、アルバイトではアルバイト同士だけでなく、パートの方や社員の方ともより仲を深める事ができ、食事に誘っていただくようになりました。仕事面でも話しかけてくださる常連の方が増え、よりコミュニケーション能力が向上したと感じました。
冒頭に挙げた就職活動については、主に金融系の企業の夏期インターンシップにいくつか参加させていただき、業界や企業研究をする事ができました。選考の筆記試験の対策や、面接の対策に多く時間をかけてしまいましたが、インターンシップでのグループディスカッションなどで、実際の職場の雰囲気を知ることができ、また、本選考の練習ともなる貴重な経験をさせていただきました。また、企業とは別に公務員のインターンシップにも参加し、公務員として働く事の意義や実際の業務内容について実務的に知る機会がありました。まだ民間企業と迷っている部分はありますが、自分の中で1番興味を持った仕事が公務員であったため、今後は筆記試験対策に1番力を入れて取り組んできたいと考えています。

S.Iさん
将来の夢:小学校教師

大学3年生の前期があっという間に終わり、後期が始まりました。3年生の前期は1、2年生の時と比べ、授業数が減り自分の時間を前よりも多くとる事ができるようになりました。1、2年生の時には新型コロナウイルスの影響で友人と会う機会を減らしていましたが、3年生の前期は友人と外出したり遊んだりする時間が増え充実した生活を送ることが出来ました。
大学では1、2年生の時と比べより専門的な授業が増え、難しい講義内容に追いつくのが大変でした。特に教育相談の授業が印象的で、発達障害や子どもや保護者から相談を受けた時の対応について学ぶことができました。2年生の後期から始めた児童養護施設でのアルバイトは今も続けており、子どもたちと関わる楽しさを感じています。3年生の後期はアルバイトも頑張りたいですが、実習があったり卒業論文について考える時間が本格的に始まったりするので学業と私生活の両立を図りたいです。また後期も友人との時間や趣味の時間を大切に生活を送りたいと考えています。

H.Nさん
将来の夢:児童養護施設の職員

2023年の前期学習僕は留年をしてほとんど取る単位がありませんでした。正直学校に行く意味はありませんでした。なぜなら前期の単位はしっかり取れていて後期の単位をいっぱい落としていたからです。前期何もしないで過ごすのは嫌だと思い、僕は何かできることがないかと考えアメリカの短期留学に参加しようと思いました。アメリカの短期留学は事前授業を行いその後アメリカへ2週間留学し、その後、事後授業して単位がもらえるというものでした。なぜ参加したかというと日本では得ることのできないアメリカ現地での文化や食生活、コミュニケーションなどさまざまなことを経験することができると思ったからです。今はもう、アメリカから帰ってきて事後授業をしています。2週間はとても短くてあっという間に過ぎていきました。その中でもホームステイをしたり、アメリカの大学生に日本語の授業をしたりとたくさんのことをしました。アメリカの方とのコミュニケーション交流など、普段経験できないようなことがたくさんできて、日本の文化とアメリカの文化の違いなどとてもたくさん学ぶことができました。アメリカの短期留学を行ってこいと言ってくれた職員の方々に感謝します。ありがとうございました。
生活面に関しては何も問題なく過ごせています。いろんな人の支えがあって今の生活が安定していることを忘れず後期の大学頑張っていこうと思います。

K.Hさん
将来の夢:高校の国語教師

二か月の長い春休みを終え、四月から授業が再開しました。二年生から三年生になり、講義数が少なくなると思っていましたが、そんなこともなく、教職の単位も続けて取るため、変わらずに講義数は多いです。ですが、夢のために頑張っています。
今年度は昨年度と変わらず大学の講義とサークルにアルバイトの両立はできていて、今年の前期からは新しいバイトを増やし、二つのアルバイトを頑張っています。
前期の大学の講義は大変楽しく非常に学びのある内容でした。サークルでは、新たに新入生が多く入り、その中でも特にボードゲームに関心を持ってくれた子が毎週来てくれるため、毎週来てくれる子が増え、より多くのサークルの時間を楽しむことができました。
アルバイトでは、昨年と同じバイトを継続しており、後輩も入ってきて、教えたりすることも増え、バイトも楽しめています。
三年生になってから、就職という二文字が脳内を何度かよぎり、二年後自分はどのような生活をしているのだろうと考えることがあります。
とりあえず今自分ができることは、将来の夢を叶えれるよう、勉強することだと考えています。

AY.Fさん
将来の夢:韓国語の通訳案内士

学校生活では、授業の出席率や意欲などは低かったことが反省です。しかし、TOPIK(韓国語能力試験)を受けて4級合格できたり、夏休みに3週間短期研修として韓国で学校生活をしたりと、韓国語においては意欲的に行動できたと思います。
短期研修中は主に、午前中授業に加えて韓国の歴史や伝統文化に触れる体験などをしました。授業は、レベル分けはもちろんありますが、当たり前にすべて韓国語での授業でした。そのお陰で、聞き取りや語彙力の向上に繋がったと思います。また、韓国で3週間という長さの生活をしたことが初めてだったので、街並みや食事、文化などの違いなど、旅行だけでは知ることができないことを沢山知ることができたとおもいます。参加費用は20万と高かったのですが、ドコモ奨学金のおかげでこのような貴重な体験に参加することができ、とても感謝しています。
生活面においては少し気分が落ち込むことが多かったと思います。何もしたくなくなったり、理由なく落ち込んでしまうことが今も続いているのですが、運動したり、少し先に旅行などの楽しみな計画したりすることで自分なりに頑張っています。
金銭面においては計画的に使うことが苦手なのでもっと気をつけて生活したいと思います。

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